光治療（IPL）のダウンタイムはどれくらい？ レーザー治療との比較や施術後の経過

美容医療においては、さまざまな肌悩みにアプローチするために光治療（IPL）やレーザー治療などの施術を行うケースがあります。

これらの施術を行う際に患者が気にする項目の一つが、施術後のダウンタイムです。ダウンタイムが長い場合、施術後の日常生活に影響を及ぼすおそれがあります。

美容クリニックの担当者のなかには、「光治療のダウンタイムはどのくらいかかるのか」「光治療とレーザー治療でダウンタイムに違いはあるのか」などと気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、光治療の概要やレーザー治療と比較したダウンタイムの目安、施術後の経過について解説します。

サイノシュアーの光治療機器『ICON™』については、こちらの資料をご確認ください。

光治療によるアプローチの仕組み

光治療とは、幅広い波長の光を照射して肌の表皮から毛細血管、真皮層までアプローチすることで、多様な肌悩みの改善を図る施術です。

▼光治療による肌悩みへのアプローチ

• シミの原因となるメラニン色素を表皮から排出するように促す
• 毛細血管中のヘモグロビンに作用して肌の赤みを取り除く
• 真皮層におけるコラーゲンの生成を促して肌質改善につなげる　など

また、光治療はダウンタイムを抑えられる施術方法の一つです。光を広く浅く照射することから、肌へのダメージを抑えやすいと考えられます。

なお、光治療の特長についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

光治療におけるダウンタイムの目安

光治療にはダウンタイムがほぼない（※）とされています。レーザー治療と光治療におけるダウンタイムの比較は以下のとおりです。

▼治療法別ダウンタイムの目安（※）

なお、ピコレーザーのダウンタイムについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

※個人差があります。詳しくは美容クリニックやメーカーなどにお問い合わせください。

光治療の施術を行った際の経過

光治療の施術を行った際の一般的な経過は以下のとおりです。ただし、日数には個人差があります。

施術当日

光治療による施術の直後、赤みやかゆみを感じる場合があります。これらの症状は一時的な物で、基本的には当日中〜2日程度で治まります。

施術当日からメイクや洗顔などが行えるため、実質的なダウンタイムはほぼないといえます。ただし、施術後は肌が敏感になっているため、保湿や日焼け対策は必要です。

2～3日後

施術後2〜3日ほど経過すると、シミやそばかすが徐々に濃くなります。これは、シミ・そばかすの原因となるメラニン色素が光治療の影響で表面に浮き出てきたことによるものです。基本的には、そのまま自然とメラニン色素が排出されて薄くなるとされます。

また、光を照射した箇所に薄いかさぶたが形成される場合もあります。ただし、時間経過で自然にはがれるため、無理にはがさないようにすることがポイントです。かさぶたの見た目が気になる場合には、メイクで隠す方法もあります。

1週間～10日後

1週間から10日ほどで、かさぶたや濃く浮き出たシミが自然とはがれ落ちます。

はがれ落ちたあとはシミも薄くなり、光治療の効果を感じやすいタイミングといえます。

1ヶ月後

施術から1ヶ月が経過したら、次の施術を行います。光治療では、施術を繰り返すことで、徐々に肌の悩みの改善につなげられます。

ただし、肌の状態や使用する機器の種類によっては施術の間隔を調節する必要があります。

まとめ

この記事では、光治療について以下の内容を解説しました。

• 光治療によるアプローチの仕組み
• 光治療におけるダウンタイムの目安
• 光治療の施術を行った際の経過

光治療の施術を行うことで、さまざまな肌悩みの改善を図れます。また、光治療では、施術後のダウンタイムがほぼありません。施術当日からメイクや洗顔なども行えます。

ただし、施術後2日ほど経過するとシミ・そばかすが濃くなったりうすいかさぶたが形成されたりします。これらは自然と治まるため、患者に施術後の経過について共有しておくことが重要です。

サイノシュアーは、治療目的によってハンドピースを選択できる『ICON™』をリリースしております。高性能な冷却と独自のパルス発振方式により、冷却ジェルを用いない施術が可能です。

詳しくは、こちらの資料をご確認ください。

また、美容医療においてさまざまな肌悩みにアプローチする手段としては、光治療のほかにレーザー治療もあります。特に最新のピコレーザーでは、従来のレーザー治療よりも短いピコ秒でのレーザー照射によって周辺組織へのダメージを抑えているため、ダウンタイムも短くなっています。

サイノシュアーの『PICOSURE®』は、世界初のアレキサンドライトによる波長を搭載したピコレーザー機器です。755nmのレーザー光をピコ秒で照射することで、皮膚への熱ダメージを抑えながらさまざまな肌悩みへのアプローチを行います。

詳しくは、こちらの資料をご確認ください。

なお、光治療とレーザー治療の違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。