美容皮膚科におけるシミ治療の5つの手法。対応できるシミの種類とは

美容皮膚科で行われる治療の一つにシミ治療があります。シミ治療には大きく分けて5つの手法があり、それぞれ特徴や対応できるシミの種類が異なります。

美容クリニックの担当者のなかには、「美容皮膚科で対応できるシミについて知りたい」「シミ治療の手法にはどのようなものがあるのか」などと気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、美容皮膚科で治療できるシミの種類とシミ治療の手法を解説します。

シミ治療に有効なレーザー治療機器についてはこちらの資料で詳しく解説しています。

美容皮膚科で治療できるシミの種類

美容皮膚科で治療できる主なシミの種類としては、以下が挙げられます。

▼美容皮膚科で治療できるシミの種類

なお、ピコレーザーで治療可能なシミの種類についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

美容皮膚科における5つのシミ治療

美容皮膚科において行われているシミ治療の手法としては、内服薬や外用薬、ピーリングなどの薬品を用いた手法のほか、光治療やレーザー治療などの装置を用いる手法もあります。

①内服薬

シミ治療のために内服薬を処方する方法が考えられます。シミ治療に用いられる内服薬の例としては以下が挙げられます。

▼シミ治療に用いられる内服薬の例

• ビタミンC剤
• ビタミンE剤
• L-システイン配合剤　など

ビタミンCやビタミンEが持つ抗酸化作用は、紫外線によるシミへの対策として有効とされます（※）。また、L-システインは肌のターンオーバーを整えることでシミの原因となるメラニンの排出を促進すると考えられます（※）。

※施術による効果の実感には個人差があります。

②外用薬

体内でのメラニンの生成を抑制する成分や肌のターンオーバーを促進する成分を含む外用薬を用いることで、シミへの治療が行えます。

▼シミ治療に用いられる外用薬の例

ただし、どちらも妊娠中・授乳中の患者には使用できません。また、ハイドロキノンは患者によってはアレルギーを起こすケースもあります（※）。患者に応じて外用薬による治療を行うかどうかを判断することが必要です。

※個人差があります。詳しくは美容クリニックや医薬品メーカーなどにお問い合わせください。

③ピーリング

ピーリングとは、専用の薬剤を直接肌に塗って、皮膚表面の古い角質を除去する治療法です。

ピーリングを繰り返し行うことで、肌のターンオーバーが促進されてシミも少しずつ薄くなるとされます（※）。ただし、肌に刺激のある薬剤を塗るため、患者の肌状態に応じた施術が必要です。

※施術による効果の実感には個人差があります。

④光治療（IPL）

光治療（IPL）とは、専用の機器から照射される特殊な波長の光を肌に当てて行う施術を指します。そばかすのように肌の表層にメラニン色素が沈着しているシミの場合、光治療を行うことでメラニン色素を分解して肌の外へと排出できます。

また、光治療では幅広い波長の光が照射されるため、シミだけでなくさまざまな肌悩みへのアプローチが同時に可能です。

⑤レーザー治療

レーザー治療では、専用の機器によるレーザー光を肌に照射してメラニン色素を破壊することで、シミの治療を行います。光治療と比較して肌の表層だけでなく深層まで届く点が特徴です。

また、レーザー治療として最新のものに当たるピコレーザーは、従来のレーザー治療よりも肌へのダメージが抑えやすくなっているほか、メラニン色素をより細かく粉砕して除去できることから施術にかかる時間も短縮されています（※）。

なお、レーザーによるシミ治療についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

※個人差があります。詳しくは美容クリニックやメーカーなどにお問い合わせください。

まとめ

この記事では、以下の内容を解説しました。

• 美容皮膚科で治療できるシミの種類
• 美容皮膚科における5つのシミ治療

美容皮膚科においては、老人性色素斑やそばかす、ADM、炎症後色素沈着などのシミの治療が可能です。

用いられるシミ治療の手法としては内服薬や外用薬、ピーリングなどの薬剤を用いた手法のほか、光治療やレーザー治療などもあります。患者の状態やしみの種類に合わせて使い分けることがポイントです。

サイノシュアーの『PICOSURE®』は、世界初のアレキサンドライトによる波長を搭載したピコレーザー機器です。755nmのレーザー光をピコ秒で照射することで、皮膚への熱ダメージを抑えながらメラニン色素を的確に捉えます。

詳しくは、こちらの資料をご確認ください。